実例レポート

小平市立第二中学校の授業(2回) [2012年11 月13 日(火) ]

小平市立第二中学校の事業の実践について、東京都教育庁の「地域教育推進ネットワーク 東京都協議会」に取り上げていただいたので、こちらよりご覧ください

※平成24年度のところにございます。

 

学芸大附属高校での授業(4回)終了 [2011年07月04日(月)]

東京学芸大学附属高校での計4回にわたる授業が、7月1日をもって終了しました!松浦が講師を務めさせていただき、高校生にチーム対抗でイベントを考えてもらった授業です。
「○○の会社の商品・サービスを多くの高校生に知らせるイベントを企画して」「高校生がそのイベントに来たくなるポスターも作成して」そんなミッションを示し、生徒のみなさんに5人ずつのチームに分かれて挑んでもらいました。

4回目の授業では、各チームのポスターを黒板に貼り、生徒一人ひとりが行きたいと思えるチームに投票。そのうえで、多くの票数を集めた上位2チームについて松浦らがビジネスの視点から評価を加算しました。


結果、「もっとも優れたアイデアを生み出したチーム」が選ばれました。
依頼主の会社のサービスを高校生が利用したくなしかけも考えられていて、場所代や人件費もきちんと見積もられていたイベント企画でした。
実のところ、票数を集めた上位2チームだけでなく、ほかのチームにも「その視点、いい!」と思えたところはたくさんありました。でもそのよさをポスターで伝えきれず、あるいは時間内にポスターを完成させられず、無念の結果に。
それだけに、モヤモヤした思いが残ったチームもあったかもしれません。……が、誤解を恐れずにいえば、まさにそれこそが今回の授業の狙いの一つでした。
授業でも松浦が伝えましたが、どんなによいアイデアでも、時間内に成果物(できあがったもの)に仕上げられなければ、かつ成果物でうまくよさを伝えられなければ、ビジネスの世界ではまず評価してもらえません。

 

そのシビアさを感じて、だからこそミッションを果たすにはチームの一人ひとりがどのように協力するとよかったか、そして誰のどんな役割が大切だったかを、うまくいったチームも、無念さを味わったチームも、あとでふり返ってほしい、と考えていたのです。
とはいえ、高校生のみなさんの発想や行動のなかにはこちらの予測を超えたものも山ほどあって、授業を通して私たちもまた、たくさん学ばせていただきました。
今後もこのように、高校生と本気で向き合える機会を大事にしていきたいです!

東京都立千早高校で教壇に [2011年09月29日(木)]

都立千早高校で、松浦が授業をさせていただきました!チームに分かれてイベントを考え、そのアイデアをみんなが来たくなるようなポスターに表現してまとめるという、グループワーク形式の授業です。
リアルなビジネスや仕事というものを高校生に感じてもらえるように、ワークにはいくつかのルールや役割を設定しています。また、最後には高校生自身による投票と、私たちの評価を合わせて優勝チームも決定します。
こうしたプログラムを行うたびにうれしく思うのは、優勝できなかったチームのなかに、そのことを本気で悔しがるチームが数多く見られることです。
今回もまた、授業終了後に、松浦に対して「私たちのアイデアがいちばんよかったのに」「もっと説明したかった」と、もどかしそうに言いにきた生徒たちがいました。
それに対する松浦の返答は「でも、ポスターで伝えきれなかったよね」
考えること、伝えること、時間を管理すること、チームワークを発揮すること。そうしたさまざまな要素のどれかが欠けると、せっかく光るものがあっても結果を残せないことが往々にしてある。
厳しいことかもしれませんが、でも、千早高校の生徒たちはその現実に直面したときに、しょげかえったというよりも、むしろ燃えてくれて「社会ってキビシー」などと言いながらも仕事への興味を深めてくれたようでした。
どうすれば自分たちの力をもっとうまく発揮できるのか。その自分たちの力で、社会に対してどれほどの価値を生み出せるのか。来月には今回の活動の「ふり返り」の授業もさせていただけることになりました。私たちも高校生といっしょに、仕事において大事なことは何か、ということを、じっくりと考えることができればと思っています。

振り返り

この活動を通してどんなことを感じたか、次にまた同じことをやるなら何を意識したいか。まずは生徒がおのおのに考え、グループでも話し合い、最後にそこで出た意見をみんなで分かち合いました。


チームの仲間の“すごいところ”も振り返ったのですが、「発想が豊か」「絵がうまい」「周りをよく見ている」「みんなを引っ張ってくれた」「足りないところを補ってくれた」などなど、仲間の頼れる一面をしっかりと捉えていたのが印象的。
活動を通して感じたことでも、さまざまな意見が出ました。
「アイデアには自信があったのにポスターを完成させられなかった。時間配分が大切だった」
「みんなで意見をぶつけ合ってイベントを形づくっていけたのがよかった」
「みんなからアイデアがどんどん出て楽しかった。でもまとめきれなかった。まとめ役が必要だった」
「うちのチームは得意分野がみんな違った。その一人ひとりのよさを活かして作業できたと思う」
「自分の役目を果たすだけでなく、まわりの人の作業にももっと気を配ればよかった」
「次やるとしたら違う役目をやってみたい。そして今回の役目で感じたことをもとに、次回その役目になった人の手助けもしたい。ほかの立場も知ったうえで、みんなでものごとを進めたら、もっとうまくいく気がする」

何とはなしに浮かんだのは、こうした空間をより多くの社会人と共有したいな、という思いです。
生徒たちの感想に何度もうなずいてくれると思いますし、その言葉にハッとして仕事の要諦を改めて考えさせられて、社会人側にも刺激になるのではと感じたからです。
こうした機会をどんどん増やしていけるように、ブラストビートは今後も学校の授業に積極的に関わっていきたい、と思っています。

 

もうひとつご報告ですが、千早高校のウェブサイトにも、紹介していただきました。http://www.chihaya-h.metro.tokyo.jp/cgi-local/bbs-commu/bbs-t.cgi

ありがとうございます!