具体的な授業の進行

1.講師の自己紹介

社会人講師の自己紹介を、中高生の時の様子やこれまでのキャリアにふれながら、伝えていきます。

 

【狙い】:社会人講師の生き方にふれながら、自分の生き方を考えるきっかけにします

2.チームビルディング

男女も混ぜ、なるべく多様なチームになるように編成します。また、それぞれに自己紹介をしてもらい価値観を共有するワークショップをします。

 

【狙い】:一人ひとりの事がわかると安心してディスカッションできるチームビルディングを学びます

3.ブレインストーミング

ブレストのルールややり方を共有し、イベントの企画のアイディアの数を競い合います。おもしろいアイディアを推奨し、発想力を鍛えます。

 

【狙い】良い企画を出すためには、アイディアの量が質を生むことを学びます

4.仕事の役割の説明

仕事の大きな3つ役割、「作る」「伝える」「支える」について、理解を深めていきます。

 

【狙い】全ての仕事に3つの役割があることを学び、自分にあっているもの、挑戦したいものを見つけます

5.イベント企画&ポスター作成

企業のオファーを元に、イベントを企画します。「近江商人の三方よし」のように、イベントに来るお客さん、オファーを出した企業、その他の人々が満足するようにバランスをとって企画していきます。また、企画シートの記入とともに、イベント内容が伝わるポスターを制限時間内に作ることがミッションとなります。オファー例:携帯会社から、「高校生を多く巻き込むイベントを企画して欲しい」とオファーがありました

 

【狙い】チームワーク、リーダーシップ、それぞれの役割を意識しながら、ゴールに向け協働することを学びます

6.ポスター評価

制限時間ピッタリに、イベントの内容を表現したポスターを貼り出します。そこで、先生も含めて一人ひとりが「自分の行ってみたいイベント」に投票します。イベント内容を話す機会は与えられず、ポスターのみで評価するのがポイントです。

 

【狙い】どんなに良いイベントも、伝えられなければ意味がないことを学びます

決勝ビジネスプレゼンテーション

ポスター投票の上位チームで、決勝ビジネスプレゼンテーションを行います。イベント企画について、損益の計算も含めて発表、社会人講師により、独創性、論理性、発表力などの評価軸で点数をつけ、優勝チームを決定します。

 

※授業により、「寄付の学び」を入れている時は、点数に応じて金額を換算し、自分たちの選ぶNPOなどに寄付することを学びます。

 

【狙い】短い時間の中で、プレッシャーを感じながらも、要点を掴み伝えることを学びます

振り返り・フィードバック

一人ひとりが自分の役割について達成できたか振り返り、チームメンバーのすごいと感じたことなどを共有していきます。どこでつまずいたか?どうすれば優勝できたのか?チームで課題を発見し、解決策までを考えていきます。

 

【狙い】「自分でもできることがある」という自己効力感を高め、チームワークのパワーや大切さを学びます